2014年7月9日水曜日

ポテン生活


イットキえらいポテン生活を読んでたときがありました。トンデモなく面白くて好きな漫画なんですが、なにがこーもすきなのかなとかんがえると、登場人物が不思議なことを不思議と感じないところかなと思いました。思えば愛してやまないおじゃる丸もみいつけた!もそうだなーと思いました。
 フィクションのなかで不思議なことに出くわすと「ワーこれはなんなんだ!ぼくたちはどうしたらいいんだ!」と慌てふためいているのをみると、はいはいそれはあなたたちフィクションのなかでの宿命なんだからどうしようもないでしょ、と現実に帰るのですが、ポテン生活もおじゃる丸もみいつけた!も不思議なことには納得しないでもただ起こった事実としてあるだけなので現実には帰れません。むしろこのフィクションのなかに誘い込まれてしまいそうになります。
「ワーどうしよう!」というのは現実世界での私が不思議なことに出会ったときの反応と一緒であるため、現実に帰れるのだと思います。映画や小説なんかは空想と現実いったりきたりするのが楽しいので、そんな反応でもトッテモ良いのですが、漫画だけに関してはナンダカナーとなります。漫画の中のリアリズムは私にとって物理的に痛くてたまらないのかもしれません。
ポテン生活から遠く離れてしまいましたが、そんなわけでとってもすきです。愛読してるというのが恥ずかしい感じのおもしろさです。

2014年7月7日月曜日

大型コインランドリー


このフォントに心奪われた


2014年7月6日日曜日

麓は良い漢字

スペイン料理店でアルバイトをしているのですが、閉店後にスペイン人がやってきて、アーユースパニッシュ?と尋ねられました。典型的アジア人の私に何を言うかと思いましたが、お店のスペイン国旗を見て嬉しそうに話しかけてくれる彼をみて、笑顔でジャポネよ〜と答えるしかありませんてした。どんな料理してるか聞かれて、エッグオムレツと言ったら、アイドントアンダースタンドジャパニーズと返され、そういや前のバイト先でもこの野菜は何?という質問にポパイと懸命に答えても伝わらなかったことを思い出しなんだか感慨に浸りました。咄嗟には何もでてきません。かねてよりスペイン訛りの英語というものにロマンと憧れとときめきを感じており、生で聞けて夢が半分叶ったようなものです。

2014年7月5日土曜日

ミステリーハンター


バイトと予備校どっちもある日は、バイトの制服、水筒、クロッキー帳、参考書、単語帳、木炭鉛筆セット、たまに弁当とリュックに詰め詰めぎゅうぎゅうになっていて、どこのバックパッカーかという装いなんですが、たまにそれにB3パネル、筆、絵の具、パレットが追加されるとどうしようもない量です。いつもカルトンバックを持ち歩いてその中に荷物を詰め込めばいいという考えに至りました。

殺人偏差値70をヒジョ〜〜〜に楽しみにしていたんですが、作中で2浪2浪うるせ〜よ!浪人を非人間扱いするのはやめて!とならずにすんだのはエセファイトクラブのようだったからですね。とーってもたのしみにしていただけに、な〜んでそうなっちゃうの〜とジタバタしてたまらんかったです。結局なにがいいたかったはなしなんだろう…。

2014年7月2日水曜日

かわいい闇




バンドデシネの「かわいい闇」を読んで驚きました。一見するとジブリ作品の絵コンテのような水彩漫画ですが、なかみはとても子供向けではない。すべてが夢であったなら、と祈ってしまいそうな話。とっても大好きですが、二度と読みたくないと思ってしまいます。だいぶネタバレします。
少女の死体とかわいいキャラクターたちが表裏一体のように感じますが、同じ線上に立っています。最初はなんとなしにありきたりなキャラクターが、不思議の国のアリスのようにどこからともなく落下し、さらにさまざまなかわいい小さなキャラクターが登場するのですが、そのキャラクターが生まれてきたのは少女の死体のなかから。その少女は主人公の女の子でもあります。最初は死んだことに気づいてない少女が、小さなキャラクターとして登場しているのかと思いましたが、他のキャラクターたちも少女に違いないのです。
書いてて混乱しますが、そのキャラクターのなかにもヒエラルキーが存在し、そこからあぶれたりドジを踏むとあっけなく死んでしまいます。そのことに他のキャラクターはなんの疑問も抱かないし、そのままの事実として受け止めます。そこがナントモ気持ち悪く、かわいい造形との差に嫌気がさします。何が一番嫌かというと、そのキャラクターたちの大半は少女の死体から遠くに離れようともしませんし、死体だと気づいていないことです。
主人公は大男(主人公からしたら)と出会いそこで借りぐらしのアリエッティように暮らしはじめます。その男は少女(主人公でもある)の親かもしれませんし、少女を殺した人物かもしれません。主人公はその男に強い共感を抱いて終わります。絵も話も構造も全て好みですが、ナントモ咀嚼するのに時間がかかりますね〜〜〜。本当に良いですが、気持ちがわるいです。ですが良いです。

本屋でかわいい闇の隣にいたリトルニモは、夢であったなら、というより夢じゃなかったら現実だったらと思うような本です。ニモはどんな冒険を夢の中でしても、1ページで必ず目が覚めるところが良いです。

パプリカ、ビューティフルドリーマー、インセプション…他にも夢を題材とした作品がありますが、寝てみる夢と偶像をみる夢とある場合、前者が上記の作品、後者が千年女優であると思います。夢というより幻想です。というよりただの今敏ファンです。
そのような夢の話に強く惹かれます。

2014年7月1日火曜日

胃の中の針

アルフレッド・アドラーの本を読みました。
センター試験の科目で倫理を選択し続けている私は、ティムシェルなんていう町田選手ほどではありませんが哲学書がすきです。もっというなら哲学書を簡潔にまとめたものがすきです。存在と時間もソクラテスの弁論もパンセも読んだこたありません。私が読んだものもアドラーが書いた本ではなく、アドラーの考えを哲人と青年の対話によって書かれています。ソクラテスにとってのプラトンのように一冊の本にまとめてあり、噛み砕してあり読みやすい。「嫌われる勇気」という題名で、自己啓発本も真っ青なタイトルですが、この20年間を人から嫌われないために生きてきた私には魅惑的な文字です。
読んでみて、私のような万年夢見がちエセ少女には厳しいものばかりでした。登場する青年の言葉を借りれば針を飲み込むような作業。一方で、社会に適応していると思い込んでる成人として読むととても感じいるものがありました。青年の考えが変わるように、私の目からも鱗どころか長年ささっていた錆び付いた釘が抜ける思いでした。こんなの刺さっていて今までよく痛くなかったねという感じです。
それだけでなく、読んでいるうちに様々な感情の変化が訪れたのですが、読んだのは4月なので細かいこた忘れました。時々読み返さないと忘れてしまいそう。それくらい感情の基盤となるものが書かれています。目からも釘がぬけたり、ハンカチを食いちぎるほど噛み締めたり、脱力で思考を放棄して寝たり、実際これらのことはしてませんがそんな気分でした。
細かなこと書こうとおもいましたが、文にすると嘘くさくってなりません。嘘くさくってオーバー。でも20歳の春にこんな本読めてラッキーです。

フィキサチーフは人生の友

いつも行く定食屋さんがおいしい速いに加えて、BGMがミュージカルのサウンドトラックというところに惹かれます。ハワイ風tonightが流れて来た時はどうしようかとおもった。そこにいつもの玉子丼。

眼科にて。学生さんですか?ア、イイエチガウンデス…ではお勤めされて?ア、イイエ…といったやり取りのあと浪人です、という流れがトッテモ鉄板です。
いろんなところでこのやり取りやっていますが、そろそろ面倒になってきました。予備校の学生ということでもう学生と名乗っていいのかナァ。